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ウィーン・フィル(8/7)

 投稿者:辻本メール  投稿日:2012年 6月10日(日)08時21分22秒
  SALZBURGER FESTSPIELE 2011
WIENER PHILHARMONIKER

Sonntag, 7. August, 11.00 Uhr
Sonntag, 7. August, 21.00 Uhr

GROSSES FESTSPIELHAUS
Dieses Konzert wird von UNITEL CLASSICA aufgezeichnet.

Richard Starauss (1864-1949)

Vier Lieder fuer Sopran und Orchester
Befreit op. 39/4
Winterliebe op. 48/5
Traum durch die Daemmerung op. 29/1
Gesang der Apollopriesterin op. 33/2

Schlusszene aus dem erstern Aufzug der Oper Arabella op. 79
" Mein Elemer ! "

Pause

Richard Strauss

Eine Alpensinfonie op. 64
Tondichtung fuer grosses Orchester
Nacht -
Sonnenaufgang -
Der Anstieg -
Eintritt in den Wald -
Wanderung neben dem Bache -
Am Wasserfall -
Ercheinung -
Auf blumingen Wiesen -
Auf der Alm -
Durch Dickicht und Gestruepp auf Irrwegen -
Auf dem Gletscher -
Gefahrvolle Augenblicke -
Auf dem Gipfel -
Vision -
Nebel steigen auf -
Die Sonne verduestert sich allmaehlich -
Elegie -
Stille von dem Sturm -
Gewitter und Sturm, Abstieg -
Sonnenuntergang -
Ausklang -
Nacht

Renee Fleming, Sopran
Wiener Philharmoniker
Christian Thielemann, Dirigent

---

今日はクリスティアン・ティーレマン指揮のウィーン・フィルを聞いた。11時からゲネプロ、21時から本公演の2回で、プログラムは全てR.シュトラウス。前半はルネ・フレミングによる歌曲集、後半はアルプス交響曲。朝のゲネプロでは、歌曲前半にティーレマンが指示を入れたのみで、後は全て本公演のペースで進んだ。キュッヒルとホーネックがVnトップを固め、早くもゲネプロからアンサンブルは熱気に満ちた全開状態。前半のフレミングは8割程度に押さえるが、既に素晴らしい陶酔に誘われる。本公演も変わらぬ素晴らしさでアンサンブルと溶け合う見事な展開。アルプス交響曲も朝、夜ともに圧巻の名演奏。長閑な風景から山頂での豪快な展望、叙情溢れる滋味に至まで大パノラマに陶酔した。昨日はマチネと9時間の演劇とハードだったが、今日もウィーンフィル2回、コジ・ファン・トゥッティ1回と非常に高密度な1日となった。

http://air.ap.teacup.com/classical_diary/

 

コジ・ファン・トゥッティ(8/7)

 投稿者:辻本メール  投稿日:2012年 6月 3日(日)17時51分2秒
  SALZBURGER FESTSPIELE 2011
COSI FAN TUTTE
Sonntag, 7. August, 15.00 Uhr
Neueinstudierung
HAUS FUER MOZART

Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
Cosi fan tutte
ossia La scuola degli amanti
Dramma giocoso in zwei Akten KV 588
Text von Lorenzo Da Ponte (1749-1838)

Marc Minkowski, Musikalische Leitung
Claus Guth, Regie
Christian Schmidt, Buehnenbild
Anna Sofie Tuma, Kostueme
Olaf Winter, Licht
Andri Hardmeier, Dramaturgie
Ramses Sigl, Choreografie
Andi A. Mueller, Video
Joern H. Andersen, Choere

Marria Bengtsson, Fiordiligi
Micheale Loiser, Dorabella
Alek Shrader, Ferrando
Christopher Maltman, Guglielmo
Bo Skovhus, Don Alfonso
Anna Prohaska, Despina

Le Musiciens du Louvere Grenoble
Konzertvereinigung Wiener Staatsopernchor
Francesco Corti, Continuo Hammerklavier
Nils Wieboldt, Continuo Violoncello

---

今日は11時からパトロン・リハーサル(ティーレマン&ウィーン・フィル)を聞き、15時からはモーツァルト「コジ・ファン・トゥッティ」を見た。演出はクラウス・グート、演奏はマルク・ミンコフスキ指揮のグルノーブル・ルーブル宮音楽隊。アグレッシブで躍動感みなぎるスピード感が実に爽快。アンナ・プロハスカのデスピーナは期待とおりの素晴らしさ。シンプルなアートと生彩を放つドラマ。3時間半は圧巻だった。

http://air.ap.teacup.com/classical_diary/

 

ファウストI+II (8/6)

 投稿者:辻本メール  投稿日:2012年 4月29日(日)09時37分35秒
  SALZBURGER FESTSPIELE 2011
FAUST I & II
Samstag, 6. August, 17.00 Uhr
Neuinszenierung
PERNER INSEL, HALLEIN

Koproduktion mit dem Thalia Theater Hamburg

Johann Wolfgang von Goethe (1794-1832)
Faust I + II
Dauer der Vorstellung: 17.00-ca. 2.00 Uhr
(Spielzeit: ca. 9 Stunden inkl. 4 Pausen)

Nicolas Stemann, Regie
Thomas Dreissigacker, Nicoloas Stemann, Buehne
Marysol del Castillo, Kostueme
Thomas Kuerstner, Sebastian Vogel, Musik
Claudia Lehmann, Video
Eike Zuleeg, Videomitarbeit, Live-Kamera
Paulus Vogt, Licht
Das Helmi )Florian Loycke, Felix Loycke), Puppen
Franz Rogowski, Choreografie
Burkhard Niggemeier, Korrepetition
Benjamin von Blomberg, Dramaturgie

Es spielen:
Faust I
Philipp Hochmair
Sebastiuan Rudolph
Patrycia Ziolkowska

Faust II
Philipp Hochmair
Barbara Nuesse
Josef Ostendorf
Sebastian Rudolph
Birte Schnoeink
  Patrycia Ziolkowska

sowie
Friederike Harmsen, Gesang
Franz Rogowski, Tanz
Felix Loycke, Puppenspiel, Zeichnungen
Thomas Kuerstner, Sebastian Vogel,
Burkhard Niggemeier / Seven Kaise, Musik

---

今日はモーツァルト・マチネに引き続きファウストを見た。開演1時間前、実際には10分早くトンネル奥からシャトルバスが出発し、ペルナー・インゼルに向かった。演目はニコラス・ステマン演出によるゲーテ「ファウスト1部+2部」でハンブルク・タリア劇場との共同プロダクション。

開演17時、終演深夜2時の9時間に及ぶ予定だったが、休憩が1回減らされ、実際には終演深夜1時半の8時間半の上演となった。休憩は1時間40分、20分、20分の3回。冒頭からエキセントリック、過激、狂気が渦巻く迫力。広大なステージにテクノサウンドと照明が自在に展開してゆく。シリアスさの中にもパロディとユーモアが散りばめられ、フィナーレでは縫い包みの魑魅魍魎たちが墓場からゾンビの如く行き帰り、歌とダンスによるミュージカルとして感動のクライマックスを築き上げた。怒濤の迫真ドラマに盛大な喝采が長く続いた。本公演は質・規模・完成度において今年夏のザルツブルク最高の演目であることを強く確信させられた。帰途のシャトルは深夜2時すぎに街に着いた。

http://air.ap.teacup.com/classical_diary/

 

モーツァルト・マチネ (8/6)

 投稿者:辻本メール  投稿日:2012年 1月22日(日)13時14分36秒
  SALZBURGER FESTSPIELE 2011
MOZART-MATINEE
Samstag, 6.August, 11.00 Uhr
MOZARTEUM GROSSER SAAL

Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
Symphonie D-Dur KV 297-
"Pariser Symphonie"
Allegro assai
Andante
Allegro

Konzert fuer Violine
und Orcheser G-Dur KV 216
Allegro
AdagioRondeau, Allegro - Andante- Allegretto

Pause

Wolfgang Amadeus Mozart
Maurerische Traumermusik KV 477
Adagio

Symphonie C-Dur KV 200
Allegro spiritoso
Andante
Menuetto, Allegretto - Trio
Presto

Julia Fischer, Violine
Mozarteumorchester Salzburg
Ivor Bolton, Dirigent

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今日8/6は11時からモーツァルテウムにてボルトン指揮のモーツァルト・マチネを聴いた。プログラムは交響曲「パリ」KV297、ヴァイオリン協奏曲K216、フリーメイソンのための葬送曲KV477、交響曲KV200。さすがにモーツァルテウムの音響空間に響き渡るアンサンブルは実に素晴らしい。重厚かつ軽快な溌剌さに魅了される。ユリア・フィッシャーのソロも絶品で、大喝采に応えてパガニーニがアンコールされた。これも柔らかい響きの中、超絶技巧が冴え渡った。マチネ終了後はゆっくりとランチを取り、夜の演劇に備える。

http://air.ap.teacup.com/classical_diary/

 

マクベス (8/5)

 投稿者:辻本メール  投稿日:2012年 1月16日(月)19時46分33秒
編集済
  SALZBURGER FESTSPIELE 2011
Der Fuenfte Kontinent
MACBETH
Freitag, 5 August 2011, 20.30 Uhr
KOLLEGIENKIRCHE

Salvatore Sciarrino (*1947)
Macbeth (2002)
Tre atti senza nome
Libretto von Salvatore Sciarrino nach William Shakespeare

Otto Katzameier, Macbeth
Anna Radziejewska, Lady Macbeth
Richard Zook, Banquo/Geist/Diener
Sonia Turchetta, Krieger/Banquos Sohn/Moerder/Bote
Thomas Mehnert, Duncan/Hoefling/Macduff

Vokalensemble NOVA
Ursula Langmayr, Sopran
Johanna von der Deken, Mezzosopran
Irena Yebuah Tiran, Alt
Bernd Lambauer, Tenor
Colin Mason, Bariton
Coln Mason, Einstudierung

Klangforum Wien
Vera Fischer, Eva Furrer, Doris Nicoletti, Floeten
Markus Deuter, Englischhorn
Martin Jelev, Oboe
Oliver Vivares, Bernhard Zachhuber, Klarinetten
Lorelei Dowling, Fagott
Gerald Preinfalk, Michaela Reingruer, Saxophon
Ghristoph Walder, Horn
Andres Nyqvist, William Cooper, Trompete
Andreas Eberle, Posaune
Annette Bik, Sphie Schafleitner, Violine
Andrew Jezek, Viola
Bnedikt Leitner, Andreas Lindenbaum, Violoncello
Michael Seifried, Kontrabass
Joonas Ahonen, Celesta
Florian Mueller, Klavier
Lukas Schiske, Adam Weismann, Bjoern Wilker, Schlagwerk

Evan Christ, Dirigent
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8/5は09:30発のLH711でフランクフルトに飛び、OS266で予定通り18:30ザルツブルクに到着した。20:30からはコレーギエン教会にてサルバトーレ・シャリーノの<マクベス>コンチェルタンテを聞いた。演奏はエヴァン・クリスト指揮のクランクフォルム・ウィーン。

ヴェルディ<マクベス>の重厚さに対極するかのように、シャリーノ<マクベス>は小編成の室内アンサンブルが醸し出す静寂の響きとともにドラマが進行する。その神秘に満ちた静寂は時間が停止したかのような錯覚と忍び寄る狂気、殺戮を描いてゆく。

その独特の響きはステージレイアウトの工夫から生み出される。室内アンサンブルの後方に左右二つのブロックを作り、左側にソリスト、右側にヴォーカルを配する。さらに後方には横長の衝立があり、その後方にもピアノを含むアンサンブルを配置。この空間を分割したアンサンブルがビートし、独特のうねりを生み出す。さらにステージ上方のドーム天井にはガラスの反響板が取り付けられており、教会を包み込む響きは深淵さを極める。

2002年、シュヴェツィンゲンで初演されたマクベスは台本もシャリーノ本人によるもので、ヴェルディの4幕構成に対して、3幕構成を取る。第1幕4場、第2幕2場、第3幕3場の凝縮されたドラマ展開はコンチェルタンテとはいえ、想像力を掻き立てるイマジネーションに満ちたもの。22:30まで休憩無しの2時間はとても集中力あるものだった。カーテンコールではシャリーノ本人も登場し、喝采となった。なお本公演はフェストシュピーレ、第5大陸(Der Fuenfte Kontinent)シリーズのひとつ。本シリーズにはステージ作品では他にノーノ<プロメテオ>、フェルドマン<ニーザー>などもあって、多彩なコンテンポラリーが演奏されている。

http://air.ap.teacup.com/classical_diary/

 

6月後半~7月

 投稿者:辻本メール  投稿日:2011年10月 2日(日)15時52分22秒
  6月後半から7月は以下の13公演に足を運んだ。

6/22水1900 BCJ定期演奏会/東京オペラシティ
6/26日1300 リヴィエッタとトラコッロ&アクテオン/セルリアンタワー能楽堂
6/30木1900 おどくみ/新国立劇場(小)
7/01金1900 東京シティフィル&鈴木雅明/東京オペラシティ
7/02土1500 ラ・プティット・バンド/ブランデンブルク協奏曲/東京オペラシティ
7/13水1900 東京シティフィル&飯守/ベートーヴェン2&5番/東京オペラシティ
7/14木1900 BCJ定期演奏会/東京オペラシティ
7/16土1400 紀尾井シンフォニエッタ&ヘンヒェン/紀尾井ホール
7/16土1800 東響定期&スダーン/サントリーホール
7/22金1900 リクレアツィオン・ダルカディア/東京オペラシティ近江楽堂
7/24日1400 血の婚礼/にしすがも創造舎
7/30土1500 イザベル・ファウスト1/王子ホール
7/30土1800 イザベル・ファウスト2/王子ホール

セルリアン能楽堂でのバロックオペラはアンサンブルをステージに配し、声楽を能の謡いとして演じる。能のスタイルによるユニークなアプローチだった。鈴木雅明&シティフィルによるマーラー5番のシンフォニーは力感溢れる圧倒的な演奏。このところ原発事故に起因した来日キャンセルが続く中、ラ・プティットバンドは一部メンバーを除き来日した。バッハのブランデンブルクを聞けたのが嬉しい。スダーン&東響定期ではライナー・キュッヒルがソロとコンマスをつとめたのが聞き物。ヘンヒェン&紀尾井シンフォニエッタはベートーヴェンシリーズのフィナーレで、合唱幻想曲と第九シンフォニー。イザベル・ファウストは2部構成に分けてバッハの無伴奏ソナタ&パルティータを全曲演奏。途切れぬ集中力と卓越した演奏に圧倒された。演劇では「おどくみ」のユニークさに加え、にしすがもでの「血の婚礼」は蜷川演出では、7トンの水を用いて終始強雨を降らせるという奇抜さに驚かされた。最前列の席であったが、ビニールシートとバスタイルが置かれていた。これらでで全身を包んでも頭と顔に容赦なく水が襲い掛かる。実に臨場感に満ちた上演だった。

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雨(6/18)

 投稿者:辻本メール  投稿日:2011年 6月21日(火)00時25分11秒
  今日は新国立劇場にて井上ひさし「雨」(演出:栗山民也)を見た。江戸時代、最上・平畠藩の紅花問屋「紅屋」を巡る奇想天外なドラマは実にユニーク。席は6列目(最前列)だったので凄い迫力に圧倒された。ロビーには紅花が沢山飾られていた。

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6月前半のコンサート

 投稿者:辻本メール  投稿日:2011年 6月21日(火)00時02分51秒
  06/05 コジ・ファン・トゥッテ/新国立劇場
06/07 飯守泰次郎&東京シティフィル/オペラシティ
06/08 ハーディング&マーラー・チェンバー/オーチャード
06/11 ウルバンスキ&東響定期/サントリー
06/12 蝶々夫人/新国立劇場
06/13 タリス・スコラーズ/オペラシティ

コジではカリリャーニ他キャスト陣が原発事故により来日中止。代わりの指揮者と歌手達による公演となった。ドラマを森の中に設定を行ったユニークさが面白かった。東京シティフィルのベートーヴェンシリーズは大地震の影響で後送りとなったが、チャイコフスキーシリーズが始まり、素晴らしい演奏だった。ハーディングのブラームスは落ち着いた味わい深さ。ウルバンスキ東響はパワフル。特に諏訪内晶子によるシマノフスキ協奏曲は圧巻だった。翌日は蝶々夫人と久しぶりに聴くプッチーニ。さらに翌日はタリス・スコラーズ。ビクトリアとビバンコの荘厳な響きに感動した。

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橋の描かれた風景(5/26)

 投稿者:辻本メール  投稿日:2011年 5月27日(金)00時45分41秒
  今日は国立能楽堂にて企画能「橋の描かれた風景」を見た。蝋燭の灯りによる公演で、前半は狂言・和泉流「岩橋」(シテ:井上靖浩/アド:佐藤友彦,今枝郁雄)。後半は能・宝生流「頼政」(シテ:武田孝史/ワキ:殿田謙吉/アイ:佐藤融)。蝋燭の淡い照明のもと色彩は赤みを帯びたモノトーンへと変わる。次第に暗さに慣れてくると狂言では舞台と客席が一体となったような広がりを見せ、能では幽漂う中、源頼政の亡霊が一層の存在感を示す。囃子のインパクト漲る響きは静止的な舞台に動的展開を与える。18:30から20:45までのひと時、蝋燭能の魅力に没頭した。

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波多野睦美&つのだたかし(5/25)

 投稿者:辻本メール  投稿日:2011年 5月26日(木)06時53分17秒
  今日はハクジュホールにて波多野睦美(歌)&つのだたかし(リュート/ギター)による「Fairest Isle/美しい島」を聴いた。本来ならばロベルタ・マメリも出演し、「ラクリメ・アモローゼ」のタイトルのもと、イタリア古歌を聴けるはずであったが、東電福島原発事故の影響から、イタリア政府の指示のもと来日中止となった次第。よってプログラムは変更された。前半はジョン・ダウランドのリュート・ソング、後半はギターとのデュオで、シューベルト、フェルナンド・ソル、プーランク、ラミレス、ピアソラといった多彩な内容。特に19世紀ウィーンのシュタウファー制作のギターは独特の響きを醸し出し、シューベルト歌曲に効果を発揮。波多野の歌は何時もながら素晴らしく、アルフォンシーナと海、オブリヴィオンなど絶品だった。

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たいこどんどん(5/22)

 投稿者:辻本メール  投稿日:2011年 5月24日(火)01時46分54秒
編集済
  今日はシアターコクーンにて井上ひさし1975年作「たいこどんどん」を見た。蜷川幸雄演出によるプロダクションはステージを通常形式とし、背景に鏡面を立て、江戸、嵐、富士山と南部富士、釜石、東北商人、山賊、明治維新の東京など20数場面を工夫に満ちた手法で描き出す。役者の語りにじっくりと焦点をあて、鮮やかかつスピーディなドラマは、休憩を含めて4時間近くの時間を全く感じさせない見事な展開。珍道中で遭遇する様々な苦難の連続でも生き残ってゆく前向きな姿勢は今を生きるものへの教訓として響く。フィナーレでは北斎風の津波オブジェ、水没から上昇といった場面も登場させて強烈なメッセージを放つ。道中の疑似体験を経て深い感動へと導かれた。

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鳥瞰図(5/21)

 投稿者:辻本メール  投稿日:2011年 5月24日(火)01時06分34秒
  今日は新国立劇場(小)にて早船聡作、松本祐子演出「鳥瞰図」を見た。2008年6月22日に見て以来の久しぶりの再演に接し、改めてユニークかつ深い味わい人間ドラマに没頭させられた。2時間5分に凝縮された場面展開には無駄が無く、説得力をもった時の流れと深い感慨を体験させてくれた。

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スウィニー・トッド(5/15)

 投稿者:辻本メール  投稿日:2011年 5月15日(日)18時14分51秒
  今日5/15は青山劇場にてソンドハイム作詞作曲のミュージカル「スウィニー・トッド」を見た。演出振付は宮本亜門。ステージは極めて立体的な構造で巨大。円筒形のオーブンがステージを走り回り、多彩な照明効果とともに場面がスピーディかつ機動力を持って展開していゆく。ナイフが切り裂く閃光がステージに走るなど効果的描写も巧み。充実のキャストともにインパクトあるドラマに圧倒された。オーケストラピットは先日見たパリ・シャトレ版よりも小編成ながらもエレクトリック・サウンドを駆使。凡そ3時間半、鮮烈な内容だった。

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東響(5/14)

 投稿者:辻本メール  投稿日:2011年 5月15日(日)17時52分40秒
  今日5/14は紀尾井シンフォニエッタの後、サントリーホールにてユベール・スダーン指揮の東京交響楽団定期演奏を聴いた。プログラムはシェーンベルク:室内交響曲第2番変ホ短調作品38、メンデルスゾーン:ヴァイオリンとピアノのための協奏曲ニ短調、ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」。このところ東電原発事故によりアーティストの来日キャンセルが相次いでいる。5月に予定されていたロベルタ・マメリの公演中止など非常に残念だ。今回はピアノのアレクサンダー・ロンクイヒに代わりに児玉桃が登場する。クリスティアン・テツラフのヴァイオリンとの共演によるメンデルスゾーンは圧巻だった。二人の卓越したアンサンブル、音楽性豊かな展開が光り輝く演奏となった。後半のベートーヴェンもスケールの大きな演奏。奇しくも今日はベートーヴェンのシンフォニー3曲を聴けた。

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紀尾井シンフォニエッタ(5/14)

 投稿者:辻本メール  投稿日:2011年 5月15日(日)17時40分36秒
  今日5/14は紀尾井ホールにてアレクサンダー・リープライヒ指揮の紀尾井シンフォニエッタ東京定期演奏を聴いた。今回のベートーヴェン交響曲全曲チクルス・プログラムは、序曲「コリオラン」ハ短調作品62、交響曲第8番ヘ長調作品93、交響曲第7番イ長調作品92。コリオランの悲劇的展開に始まり、8番シンフォニーの機動力と躍動感、7番シンフォニーのリズムの炸裂と実にコントラストに満ちた演奏で、爽快感満点の内容だった。

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イエヌーファ(5/9)

 投稿者:辻本メール  投稿日:2011年 5月10日(火)09時28分55秒
  WIENER STAATSOPER
Montag, 9. Mai 2011, 19.30 Uhr
Wiederaufnahme / 27. Auffuehrung in dieser Inszenierung

LEOS JANACEK
JENUFA
OPER IN DREI AKTEN

Dirigent: Graeme Jenkins
Regie: David Pountney
Buehne: Robert Israel
Kostueme: Marie-Jeanne Lecca
Licht: Mimi Jordan Sherin
Choreographie: Renato Zanella
Chorleitung: Thomas Lang

Die alte Burya Marta Benackova
Laca Klemen Jorma Silvasti
Stewa Buryja Agnes Baltsa
Jenufa Angela Denoke
Altgesell Hans Peter Kammerer
Dorfrichter Alexandru Moisiuc
Frau des Dorfrichters Donna Ellen
Karolka Caroline Wenborne
Schaeferin Lydia Rathkolb
Barena Juliette Mars
Jana Anita Hartig
Tante Maria Gusenleitner

Orchester der Wiener Staatsoper
Chor der Wiener Staatsoper
Buehnenorchester der Wiener Staatsoper
Kinder der Opernschule der Wiener Staatsoper

Je eine Pause nach dem 1. und 2. Akt
Ende 22.30 Uhr

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今日5/9は、19:30からウィーン国立歌劇場にてヤナーチェク作曲・歌劇「イエヌーファ」を見た。デイヴィッド・パウントニー演出による再演プロダクションで、指揮はグレアム・ジェンキンス。アンジェラ・デノケとアグネス・バルツァが出演するとあっては是非とも見ておきたい。

第1幕はステージを使い切った巨大な粉挽きマシンが威容を放つ。歯車の回転はドラマを止められない運命にあることを示唆しているかのようだ。第2幕は山積みにされた粉袋を壁代わりにした部屋。第3幕は空になった巨大倉庫での結婚の場面。第1幕の巨大工場の閉塞感から第3幕の開放感へと広がりを感じさせるが、ドラマは幕を追うごとに緊迫と非情さが浮き彫りにされてゆく。

特に第2幕からはアンジェラ・デノケとアグネス・バルツァのリアリティ漲る展開が気迫で迫りくる。加えてヤナーチェクの淡々と響くリズムが非情さを一層掻きたて、ホーネックのヴァイオリンソロも悲痛な美の極致を描く。そして第3幕の悲劇的展開。デノケとバルツァが繰り広げるドラマは見るものを大きく揺さぶる。フィナーレでは悲劇のどん底から立ち上がる希望に期待を膨らませ大きな感動のクライマックスとなった。デノケが歌う「大いなる愛」は先日、アントワープで見た「影のない女」にも合い通じる肯定的生き方そのもの。圧巻の上演だった。

http://air.ap.teacup.com/classical_diary/

 

カンダウレス王(5/8)

 投稿者:辻本メール  投稿日:2011年 5月 9日(月)23時42分27秒
  VOLKS OPER WIEN
Sonntag, 8. Mai 2011, 19:00-21:30 Uhr
Pause nach dem zweiten Akt
34. Vorstellung

Der Koenig Kandaules
Oper in drei Akten
nach dem gleichnamigen Drama von Andre Gide
Deutsche Umdichtung vo Franz Blei
Partitur rekonstruiert und Instrumentierung vervollstaedigt
von Antony Beaumont
Musik von Alexander Zemlinsky

Buehnenrechte: Universal Edition, Wien

Dirigent Alfred Eschwe
Regie Hans Neuenfels
Szenische Neueinstudierung MoniKa Steiner
Buehnenbild Christian Schmidt
Kostueme Dirk von Bodisco

Koenig Kandaules Robert Brubaker
Gyges Kay Stiefermann
Nyssia Meagan Miller
Phedros Alexander Trauner
Syphax Stephen Chaundy
Nicomedes Einar Th. Gudmundsson
Pharnaces Karl Huml
Philebos Yasushi Hirano
Simias Christian Drescher
Sebas Karl-Michael Ebner
Archelaos Steffen Roessler
Der Koch Florian Spiess
Trydo Susanne Litschauer
Alexander Zemlinsky Alexander Loeffler

Orchester und Komparserie der Volksoper Wien

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トンキュンストラーの演奏終了後は、フォルクスオーパーに移動し、19時からノイエンフェルス演出のツェムリンスキー「カンダウレス王」を見た。指揮はアルフレッド・エシュヴェ。本公演は1997年に初演されたプロダクションの再演。ザルツブルクではミーリッツ演出を見たことがあるが、ノイエンフェルス演出は是非とも見たかった次第。

冒頭、漁師ギゲスが登場する場面では、背後に巨大な金の鯉が現れる。カンダウレス王の王妃ニシアの衣装も黄金色に輝き、魔力を持った指輪で姿を消すときに用いられる指輪は金の大きな環で描写される。加えてギゲスが被っているイスラム帽子も金、彼の衣装も金色があしらわれている。さらにステージを形作る柱などのオブジェは赤。その他、登場人物たちの衣装は黒系統に統一され、色彩のコントラストを印象付ける。愛の描写には、ジャン・レオン・ジェロームのカンダウレス王の絵画をステージ中央に置き、これを透明化し、ギゲスとニシアの場面を透けて見せるといった手法が用いられた。さらにはエヴァ・ルービンシュタインの絵画手法によるベッドなど、シンプルなデザインに統一されている。。劇場ビデオにもあるように、途中、骨だけになった巨大な鯉が皿に乗せられて運ばれていく場面など、ドラマを象徴するオブジェは適宜用いられるものの、登場人物たちの演劇的キャラクターを基本にドラマが展開してゆく。

なお、ドラマにはツェムリンスキー自身も登場し、ドラマを見守ってゆく。ナチスのユダヤ迫害のためにアメリカへ亡命した姿を象徴するかのように、大きなトランクを抱え、シルクハットを被っている。時に譜面台を持って登場し、音楽とドラマの一致に納得したり絶望したりする姿が印象的だ。奇しくも、ちょうど先日、バーゼルで見たパルジファルでのアンフォルタス・ダブルとも二重写しに見えた。カンダウレス王とギゲスの苦悩がツェムリンスキーの音楽と演劇によって痛いほど伝わってくる点もアンフォルタスの苦悩ではないかと。

掻くのごとく、単に奇抜さを追求するといった演出ではなく、真剣にドラマを深堀するノイエンフェルス演出が全体に強い求心力を与えている。本プロダクションが初演された1997年当時はイスラム情勢が多難を向かえ、モルティエ体制のザルツブルクやルール・トリエンナーレでは、西洋とイスラム、ユダヤ文化にフォーカスした点が記憶に新しい。本プロダクションにもそういった潮流が感じ取れた次第。夕方に聞いたコルンゴルトの音楽に引き続き、師匠のツェムリンスキー音楽をたっぷりと聴ける刺激的なステージ。2時間40分、高密度に集中させられた。

http://air.ap.teacup.com/classical_diary/

 

トンキュンストラー(5/8)

 投稿者:辻本メール  投稿日:2011年 5月 9日(月)16時55分3秒
  WELLENKLAENGE
Sonntag 8. 5. 2011, 16 Uhr
Musikverein Wien, Grosser Saal

TONKUENSTLER-ORCHESTER NIEDEROESTERREICH
ISABELLE VAN KEULEN Violine
HUGH WOLFF Dirigent

BEDRICH SMETANA (1824-1884)
"Die Moldau" aus dem Zyklus "Mein Vaterland" (1874)

ERICH WOLFGANG KORNGOLD (1897-1957)
Konzert fuer Violine und Orchester D-Dur op.35 (1945)
Moderato nobile
Romance Andante
Finale, Allegro assai vivace

PAUSE

CLAUDE DEBUSSY (1862-1918)
Cinq Etudes (1915)
Orchesterfassung: Aaron Jay Kernis (1996)
1. Pour les "cing doigts" d'apres Monsicur Czerny (Fuer die "fuenf
Finger" nach Herrn Czerny)
2. Pour es sixtes (Fuer die Sexten)
3. Pour les notes repetees (Fuer die Tonwiederholungen)
4. Pour les sonorites opposees (Fuer die gegensaetzlichen Klaenge)
5. Pour les octavres (Fuer die Oktaven)

"L:a Mer" Drei symphonische Skizzen fuer Orchester (1903-05)
1. De l'aube a midi sur la mer (Vor der Morgenroete bis zum Mittag ouf dem Meer)
2. Juiex de vagues (Spiel der Wellen)
3. Dialogue du vent et de la mer (Zwiegespraech von Wind und Meer)

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今日5/8は、ベルリン・テーゲル12:45発のAir Berlinにてウィーンに飛んだ。予定より10分遅れの14:10に到着。ミッテのヒルトンにチェックインし、16時からはムジークフェラインにてヒュー・ウォルフ指揮トンキュンストラー・オーケストラを聴いた。「波打つ響き」と称したコンサートは前半に、スメタナのモルダウ、コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲。後半にドビュッシーの夜想曲(カーニス編曲オーケストラ版)と交響詩「海」といった多彩なプログラム。

冒頭のモルダウから大らかに流れる響きが素晴らしい。そして、イザベル・ファン・クーレンのヴァイオリンとの競演によるコルンゴルトの協奏曲。オーケストラの深い味わいと卓越したソロが散らす火花に大きな喝采となった。後半のドビュッシーは、チェルニーの5本の指による練習曲に始まり、六度、反復、対比的、オクターブの練習曲が続くユニークな作品。そしてフィナーレでの海では大きなうねりがクライマックスを築く。18時までの2時間は正に「波打つ響き」といった演奏であった。

http://air.ap.teacup.com/classical_diary/

 

ティーレマン&ベルリン・フィル(5/7)

 投稿者:辻本メール  投稿日:2011年 5月 9日(月)08時48分26秒
  Berliner Philharmoniker
Christian Thielemann Dirigent

Renee Fleming Sopran
Thomas Hampson Bariton

Philharmonie
Sa 7. Mai 2011 20Uhr Sonderkonzert

Richard Strauss (1864-1949)
Festmusik der Stadt Wien o. op.133
fuer Blechblasinstrumente und Pauken
allegro moderatao

Traum durch die Daemmerung op.29 Nr.1
Fassung fuer hohe Singstimme und Orchester von Robert Herger
Text: Otto Julius Bierbaum
Renee Fleming (Sopran)

Hymuns op.33 Nr.3
fuer Singstimme und Orchester
Textdichter unbekannt
Thomas Hampson (Bariton)

Notturno op.44 Nr.1
fuer eine tiefere Singstimme, Solo-Violine und Orchester
Text: Richard Dehmel
Thomas Hampson (Bariton)

Gesang der Appolopriesterin op.33 Nr.2
fuer Singstimme und Orchester
Text: Emanuel von Bodman
Rnee Fleming (Sopran)
Daishin Kashimoto (Solo-Violine)
Laszlo Kuti (Solo-Klarinette)

Pilgres Morgenlied op.33 Nr.4
fuer Singstimme und Orchester
Text: Johann Wolfgang von Goethe
Thomas Hamposon (Bariton)
Daishin Kashimoto (Solo-Violine)

Winterliebe op.48 Nr.5
Fassung fuer Singstimme und Orchester
Text: Otto Julius Bierbaum
Rnee Fleming (Sopran)

PAUSE

Arabella op.79
Lyrische Komoedie in drei Aufzuegen
Libretto: Hugo von Hofmannsthal
draus:
Vorspiel zum 3. Aufzug: Molto allegro (Stuermisch bewegt)
>>Sie voll'n mich heiraten<< (Duett Arabella, Mandryka aus dem 2. Aufzug)-
>>Und du wirst mein Gebieter sein<< (Duett Arabella, Mandryka aus dem
2.Aufzug)
Arabella: Renne Fleming (Sopran)
Mandryka: Thomas Hampson (Bariton)

Festliches Praeludium op.61
fuer grosses Orchester und Orgel
Festlich bewegt-Sehr lebhaft-Sehr schnell-Ziemlich langsam
(Tempo der Einleitung)-Sehr breit

Die Konzerte werden vom Programm Kultur-radio des Rundfunks Berlin Brandenburg (rbb)
aufgezeichnet und ein Mitschnitt am 21. Mai von 20 Uhr an in der Sendung >>Berliner
Philharmoniker<< ausgestrahlt. >>Kulturradio<< ist in Berlin zu empfangen ueber
UKW 92,4MHz, Kabel 95k,35MHz.

Das Konzert am 7. Mai 2011 wird live in der Digital Concert Hall der
Berliner Philharmoniker unter www.digital-concert-hall.com uebertragen.
Wenige Tage spaeter wird das Konzert auch im Archiv der Digital Concert Hall
zu Verfuegung stehen.

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今日5/7は、08:12バーゼルSBB発のICE278にてベルリンへ移動する。ベルリン着は15:25の予定に対して、16:37と1時間以上の遅延となった。よって車内にて25%の払い戻し申請書が渡された。車中にて記入し、ベルリン中央駅到着後、DB窓口に持っていくと37ユーロほど返金された。ヒルトンにチェックインし、20時からはフィルハーモニーにてティーレマン指揮ベルリン・フィルのR.シュトラウス・プログラムを聞いた。ルネ・フレミングとトーマス・ハンプソンも登場するとあっては見逃す訳には行かない。

冒頭は、ウィーンの街、祝典の音楽。後方1列に並んだ金管アンサンブルと右手のティンパニによる演奏で、颯爽と登場したティーレマンがオーケストラ中央に設けられた台で指揮を行う。柔らかくも荘重な響きが素晴らしい。そして指揮台が正規の場所に戻され、オーケストラが登場。続いてルージュ色のドレスが鮮やかなフレミングが登場し、「黄昏の夢」を歌う。ティーレマンとフレミングといえばバーデン・バーデンでの「ばらの騎士」が忘れがたく、再び彼らの巡り合わせの素晴らしさを実感。続いて、ハンプソンが登場し、賛歌と夜想曲を歌う。眼鏡を掛け、譜面台を前にして歌う。フレミングの華やかさに対してハンプソンの渋さがコントラストする。斯くのように前半はフレミングとハンプソンがそれぞれ歌い分ける。コンサートマスターの樫本によるソロも加わり、抒情に満ちたR.シュトラウスの情感溢れる展開となった。特にフレミングが歌った「アポロ巫女の歌」「冬の愛」とハンプソンが歌った「巡礼の朝の歌」は圧巻。情熱的かつ強靭なベルリンフィルのアンサンブルとの相乗効果もあり、大きなクライマックスとなった。

後半はアラベラからの抜粋。3幕への前奏曲に引き続き、第2幕からのデュエット。フレミングのアラベラとハンプソンのマンドリカはオペラの臨場感を彷彿とさせながら、極上のR.シュトラウスを聞かせてくれた。彼ら二人は終始、指揮台の左側で歌い演じた。これを予想し、Bブロック左側最前列の席をゲットしていて正解であった。そしてフィナーレはオルガンとオーケストラによる祝典前奏曲op.61。フィルハーモニーに響く壮麗なパイプオルガンとベルリンフィルの色彩感溢れるアンサンブルは実に輝かしいものだった。やはりベルリンフィルはフィルハーモニーでの音響空間がベストマッチングと改めて実感させられた次第。なお、本日の演奏はデジタル・コンサートにてライブ放映され、後日、アーカイブもリリースされる。

前回3月のベルリンフィルはラトルのサロメであったが、今回のティーレマンを含めると、奇しくもR.シュトラウスを連続で聞いたことになる。ラトルの斬新かつ鮮烈なサロメに対し、ティーレマンには風格あるスケールの大きさを感じた。繊細さと抒情も豊かで、凡そ2時間は極上、至福のひと時であった。

http://air.ap.teacup.com/classical_diary/

 

パルジファル(5/6)

 投稿者:辻本メール  投稿日:2011年 5月 8日(日)16時17分48秒
  THEATER BASEL
6. Mai 2011, 18.00 Uhr

PARSIFAL
Richard Wagner
Ein Buehnenweihfestspiel
Dichtung vom Komponisten

AMFORTAS Alfred Walker
DER AUTOR Allan Evans
GURNEMANZ Lian Li
PARSIFAL Rolf Romei
KLINGSOR Ursula Fueri-Bernhard
TITUREL Allan Evans
1. GRALSRITTER Karl-Heinz Brandt
2. GRALSRITTER Andrew Murphy
1. KNAPPE Laurence Guillod
2. KNAPPE Rita Ahonen
3. KNAPPE Karl-Heinz Brandt
4. KNAPPE Michael Feyfar
I 1.BLUMENMAEDCHEN Agata Wilewska
I 2.BLUMENMAEDCHEN Maud Ryaux
I 3.BLUMENMAEDCHEN Geraldine Cassidy
II 1.BLUMENMAEDCHEN Laurence Guillod
II 2.BLUMENMAEDCHEN Deborah Leonetti
II 3.BLUMENMAEDCHEN Patrizia Haeusermann
MESSDIENERINNEN Heidi Dahinden, Alice Haefliger
STUNTMAN Stefan Gisler
AUTOR DOUBLE Oumar Diouf
KUNDRY DOUBLE Odilie Zinsstag-Steinemann
FUSSBALLJUNGEN Momotoyi Dody, Auguy Kumbai
ZWILLINGSPAARE Nadine Letze, Vanessa Letze, Claudia Probst, Manuela
Probst, Gisela Schlageter, Doris Schmidiger, Fabiola Schulze zur Wischer,
Tamara Schulze zur Wische, Sara Ventura, Sofia Ventura, Milena Witzemann,
Raphaela Witzemann, Andreas Arnosti, Peter Arnosti

Musikalische Leitung Gabriel Feltz
Regie Benedikt von Peter
Buehne Natascha von Steiger
Kostueme Kartin Wittig
Licht Hermann Muenzer
Video Bert Znder, Viviane Andereggen
Sounddesign Foyer Jan Fitschen
Chor Henryk Polus
Einstudierung Knabenkantorei Markus Teutschbein
Studienleitung David Gowan
Dramaturgie Brigitte Heusinger
Regiemitarbeit Daniel Cremer

Berufschor und Extrachor des Theater Basel
Knabenkantorei Basel
Sinfonieorchester Basel

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今日5/6は、マドリッド09:40発のeasyJetにてジュネーブに飛ぶ。定刻よりjも5分早い11:35に到着した。13:05発のICNで15:53バーゼルSBB に到着した。駅前のヒルトンにチェックインし、18時からはテアター・バーゼルにてベネディクト・フォン・ペーター新演出「パルジファル」を見た。演奏はガブリエル・フェルツ指揮のバーゼル交響楽団。

ステージは四角い空間をむき出しにした状態で、照明を立てるフレーム3基を配置。ピットよりも前方を渡りステージとし、中央左手に机と椅子が置いてある。机には照明スタンドと二人の少年が映った写真が置いてある。冒頭、アンフォルタスのダブル役が現れ、机に座る。その険しい苦悩に満ちた表情とともに前奏曲が開始される。時に机から立ち上がり、ステージを見守りながら、時にステージに入っていってドラマに入り込んでゆく。この人物はティトゥレルも歌い分ける。そしてドラマの中では、同じ風貌の人物がアンフォルタスとして演じる。彼は王という扱いではなく、罪人といった扱いを受け、全幕を通してステージに現れる。第1幕では二人の女性裏方が聖杯と槍を洗剤で磨く場面から始まり、合理的な演出で展開してゆく。特にアンフォルタスの神妙な顔がステージに大きく写される手法は全幕を通して行われる。第2幕までの休憩中はステージ奥に激しい雨が降りしきり、街の風景を描写。クリングゾールの登場とともに雨が止み、再び1幕と同じく空虚空間で演じられる。花園の乙女たちには老人男性も化粧して現れるという柔軟で奇抜な展開。第3幕は第2幕で散乱した花園にて聖金曜日の音楽を初め、感動的な世界へと誘われた。なお机上の写真はアンフォルタスが抱きしめたりするが、その少年たちは聖堂への場面展開のときにステージ上でサッカーを繰り広げる。

掻くも不思議な展開となったが、音楽は荘厳かつ感動的。キャストも実に素晴らしい。とりわけリアン・リーのグルネマンツが圧巻だった。なお劇場内ロビーには「アンフォルタスとクンドリー」と称したオブジェが構築されており、フレームで組まれた2階立ての家となっている。左右に別れ、それぞれにクンドリー役、アンフォルタス役が部屋の中で寛いでいる。上部にはステージで使用されるビデオ映像とバーゼルの町並みが映し出されていた。18時から23時半までの5時間半、たっぷりとパルジファルの世界に没頭させられた次第。

http://air.ap.teacup.com/classical_diary/

 

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